La magia de ser una japonesa

スペインとかスペイン語とかNetflixとか。日々のボヤキのまとめ

El Código Da Vinci

2000年代を一世風靡した、ダヴィンチコード

ダン・ブラウン作のこの小説は、ロバートラングドンという主人公のシリーズの2作目で、ダヴィンチコードがヒットしたおかげで、1作目の天使と悪魔も日の目を浴びたみたい。

 

その当時、小説はおろか映画さえも観たことがなかったのに、この間、上下巻を読破し、勢いに乗り、天使と悪魔も読了、さらにこないだテレビ放送されていたダヴィンチコードの映画も観た私は、2020年になってひとりダン・ブラウン祭り。

 

極めつけは、スペイン語版でのダヴィンチコードを読んでいるというハマり具合です。

 タイトルはもちろん。El Codigo Da Vinci

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小説の大半はパリなので、登場人物にもフランス人が出てくるし、たまにフランス語のセリフがぽっと出てくるんだけど、日本語ではちゃんと翻訳されてるのに、スペイン語版では、そのままフランス語で表記されているんです。

もとはラテン語、文字面から意味を汲み取れるところもあるけどさあ・・・

てかスペイン人だって全員が全員フランス語わかるわけじゃないんだしさ、なぜそれくらい訳してくれないの??笑

 

Elisabet Benaventというスペイン人女性作家が好きで(ブログの題名も、彼女の小説をもじらせていただいている・・勝手に。)、彼女を一躍有名にさせたValeriaシリーズ全4作を頑張って読み切ったことがあるけれど、もちろん日本語に翻訳されたものはないので、ストーリ展開を理解するのに結構、いや、すっごく苦労した。

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↑読み切った本!

 

内容としてはアラサーの女性4人の恋愛ストーリーだから、大筋は理解できるんだけど、細かい描写がなかなか難しい。

 

あと、主人公自体が好きじゃなかったのと、スペインの女ってこういう男/恋愛ありなの?とか、こういう対応ありなの?とか謎がたくさんあった。笑

 

こう思うとよく読みきったと不思議だ。。

 

逆に、ダヴィンチコードは、小説も映画もばっちりこなしているので、宗教絡みの単語も出てきて本の内容は絶対にこっちのほうが難しんだけど、ストーリー展開を完璧におさらいしているので、少し分からないことがあっても、意味が分からずにどんづまることがほぼない。

 

語学を勉強していて、つくづく思うのが、文法や単語だけをひたすらに学んでも、言っていることがわからないっていうことがある。歴史や文化背景、習慣を理解していないと、話についていけないことは、ままある。

 

語学とは言うけれど、本当にコトバだけをやってたら絶対に使えるスペイン語は身につかないので、色々な角度からスペイン語を吸収していきたいな、と思っている今日この頃。

 

 

ちなみにValeriaシリーズの1作目はEn los zapatos de Valeriaという題名の小説なんだけど、NetflixではValeriaという名前でドラマが出ています。

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私は1話目を観たんだけど、自分の中のValeria、その他3人の友人のイメージと、キャスティングがあまりにもかけ離れていて、うーん、2話目観る気持ちが・・。

 

てかスペイン人もっと美人いたよね???4人全員微妙って、逆に奇跡起きてる。

 

ハリポタ映画化したときに、自分のハリー像とダニエルラドクリフが別人だったときと一緒。そのときは、賢者の石以降観るのをあきらめたんだけど、今回は勉強のためにも観ておきたいなあーと思って・・・・ぜんぜん気持ち進まないやつ・・。

まあ、いまのところ別のスペドラマ観てるから、当分打順は回ってこないかな。笑

スペイン版カラオケバトル

全然更新していなかった。三日坊主。

まあ。どんまい。。

 

 

さて、さいきん観ているNetflixのシングオン・スペイン版が、絶妙な仕上がりなので記録しておく。

 

この番組は、6人くらいで争うカラオケバトル。

機械の採点で優勝者が決まるという、こう聞くと日本でもよくやってるそれのスペイン版かな?と思う。

 

が、しかし、所変われば品変わるとはまさにこのこと。

日本のように、ひとり一曲歌い上げて採点されるのではなく、6人が同じ歌をワンフレーズずつ歌い回していき、その間の歌唱力を採点されていく。

次のステージに確実に進めるのは一番採点が高かった人だけで、脱落者1名を全員の投票で決める。

そうして1人ずつ減っていって、残り3名以降はようやく機械の採点で戦っていくシステム。

 

カラオケバトルなのに、投票で脱落者を決めるという心理戦を導入する謎のルールが、この番組の絶妙な仕上がりに花を添えていて、なぜかというと、お互い牽制し合った末、上手い人が脱落して微妙なやつが残ったりするからです。

 

 

日本でカラオケは、もちろんカラオケボックス。友人たちどうしで楽しみつつも、他人の歌はそっちのけで本気でバラードを歌いに行くという人もぶっちゃけ多いと思う。わたしも、歌が下手だと気付くまでの若い頃はそうだった。

 

一方、スペインでカラオケというと、カラオケバーが主流で、自分の歌いたい歌を紙に書いて誰かに渡し、自分の選んだ曲が流れるのを待つ仕組み。(全部がそうじゃないかも。私が行ったことあるのはそうでした)

 

イメージは、カラオケスナック。

わかる人は、若き日のザックエフロンとヴァネッサハジェンスが主演のハイスクールミュージカル1•冒頭のシーンを思い返して下さい。あれが一番近い。

 

その場に居合わせた人同士で、一緒に盛り上がるのが彼らの"カラオケ"のようです。

 

だからこそ成立している、この対戦方式なんでしょうか。

 

一人一人が何フレーズか歌いまわしたあと、最後のサビはもうみんなで合唱しちゃって採点まるで無視。

全員で気持ちよく歌っているその様は、もはや人気アーティストのコンサート然としていて、正直全く日本ほど参加者のレベルは高くないのに、むしろ"えお前、、?"なやつもいるのに、堂々としたパフォーマンスは、いつでも自信満々なスペイン人ならでは。

 

 

さすがに最後の2人になるとそれなりの人が残るわけだけど、まあ、それでもテレ東でやってるカラオケバトルで90点以上は余裕で叩き出すハイレベルな闘いには足元にも及ばないんだよな。

 

それこそ、私が出たら準決勝くらいまでは行くんじゃないの?と思わせる、絶妙な仕上がりのバトルなのです。

それなのに、出場者と会場の盛り上がりたるや、ものすごいアーティストが出てきたノリで、スペイン人って優しいなと思わせてくれます。

 

もう観るもんなくなったな、とふと思ったときに、それかBGM程度に、どうぞご覧ください。

 

 

ちなみにスペイン(ヨーロッパかも?)では、カラオケよりクラブのほうが全然主流で、カラオケバー行ってみようかなって言ったら

カラオケ行くの?え、まじで?ww

ってかんじでした。

 

たしかに、カラオケバーとクラブにいる人間は少々違ったような気もした。

 

ヨーロッパは、歌を上手く歌えることより、クラブで踊れることのほうがポイント高いのかもしれません。

DELE 5月試験が延期に

通常、deleの試験は5月、7月、11月の3回しかない。たった、年に3回しかないのだ。

 

年も明けたことだし、5月受験の申し込みを思い切ってしようかなとdeleのサイトへいくと、なんと、5月試験は9月に延期になったと。

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5月受験の申し込み期日は今月の18日までだったから、ギリギリまで悩んで、ギリギリに申し込みをしようと思っていたのに、がーん。私は普段ライブやコンサートには出かけないから中止になっても特段の影響はなかったし、家族に小中学生の子供ももちろんいないから、マスクが買えないことくらいしかコロナの影響って感じていなかったんだけど(あと街が人少ないとか)本日、初めて自分の身にコロナの影響が降りかかってきた。残念。

あ、わたしの確定拠出年金(世界経済なんとかっていう先進国や新興国の株や債券を買ってるやつ)がどんどん値下がりしているんだった。これも間違いなくコロナ。

 

で、じゃあ7月にまた受験すればいいし、それまで期間が延びたから、より確実に勉強できるじゃんと思うけれど、そもそも申し込み自体をギリギリで行う人間が、試験まで2カ月延びたからといって、勉強するかなんて、定かじゃない。

 

実は、deleは去年の5月に一度受験している。B2を。結果を先にいうと、no apto.

そう、不合格だったのだ。

deleの試験はご存じの通り、2日間行われ(あるレベル以上~)初日はリスニング・文章問題や筆記の試験と、二日目は口頭試験ってかんじになっている。その2つがどちらも合格して、初めて合格となる。

前回は口頭試験は合格していたんだけど、筆記系が不合格だった。

私の予想では、どちらもno aptoだろうなと思っていたので、口頭試験が合格していたことに少しうれしく感じたし、実践で必要なのは会話だから、しゃべりが得意なのは良いことかな?なんて自分を慰めた。

 

初日で、あ、コレだめだわ、と思ったので、二日目はパスしたかったんだけど、初日の試験会場で少し話をした男の子に、口頭試験がボロボロでも点数は出るから。行かないと成績がつかなくて今日の時間もムダになるよ、と言われたので、大事な日曜日の休日に早起きをして四谷まで受けに行った。結果が出たわけだし、筆記がボロボロだったから、次回はそこを頑張ろうと思って1年経ったのは言うまでもない。

 

ここで一つ釈明すると、去年のこの試験のちょうど一週間くらいまえに、彼氏に別れよっか宣言という爆弾を落とされて、わたしはスペイン語の試験なんて受けているほどの気持ちの余裕が無かったのです。ほんとに。

リスニング中も、ふとそのことが頭によぎっちゃうし、ライティング中も、リーディング中も、とにかくまったく集中できなかったのは、不合格だった主な原因の1つとして数えてもいいよね?

 

ちなみにその彼氏とは、約半年かけて、話し合いを重ね、復縁して、今度ひさびさに二人で温泉旅行に行く予定。

 

なもので、現在精神的にも安定しているので、7月には試験を受けてみるつもり。

今日はまだ申し込みはせず、手帳の5月のぺージに、5/13 dele申し込み締め切り、と書いておいた。そう、またギリギリまで申し込みはしない方向。なぜなら受験料高いから・・。

 

私は全然真面目な性格でもないから、どうもいわゆる「お勉強」が苦手。

私が好きなのは、netflixスペイン語のドラマを観たりスペイン語の小説を読んで、おっこれは使えるな!と感じてメモを取ってそれを実践で試してみること、ラジオを聴きながら知らない表現が出てきたらどんどん調べて覚えていくこと。

だから、毎日この参考書を○ページ読む、とか、ドリルをやって答え合わせしたり、興味のない問題集に出てくる興味のない単語の意味を調べたりするのが苦痛でしかない。

でも、この作業を乗り越えないと合格も難しいんだよなあ、、と頭でわかっているのだけど、やっぱりやりたくない。

どうかいい方法を編み出さないと。(こころを無にして「お勉強」をすればいいだけでは?というのは胸にしまっておく)

アンストッパブルガールズ〜単なる感想文〜

Netflixのメキシカンドラマ、アンストッパブルガールズ(desenfrenadas)を観終わった!

 

ラテアメの国々には行ったことがなく、友達もスペイン人しかいないため、ラテアメの訛りがどれも同じにしか聞こえなかったのだけど

さいきん、同じくNetflixのメキシカンドラマ・ハウスオブフラワーズを観ていたこともあってか、このドラマを観始めたとき、あ、これがメキシコのスペイン語か、、、と感じた。

 

若者言葉だからかもしれないけど、私は聞いててあんまり好きじゃないと思った。音がきれいじゃなくって、ちょいとちょい英語挟んでくる感じも違和感あって。

なので、まず1話目を観終わるのが苦痛で、30分そこそこの話を観るのに3日間かかった。

でも、耳障りとはいえ、話は面白くて、そっからは10話を1週間かからずに一気見した!

 

No mames とかchingo 、weyが頻発スラングで、この音がすごく汚く感じた、スペインのスペイン語には一切無いから。でも最後はあんまり気にならなくなったな、慣れってすごい。

 

で、最初は、よくある若い女の子たちが旅を通じて成長していく、BGM爆音のテンションぶち上げドラマ(上げ下げはんぱない)かと思っていたけれど

出てくる女の子たち4人はわりと自然な演技で、一瞬、ロードムービーかな?と思わせてくる箇所もチラホラあり、話も紆余曲折あり、女の友情と青春一辺倒じゃないところが良かった。

 

ラテアメドラマのイメージはテレノベラベースだから激情型かな?とか思っていたけど、そんなことはなく、洗練されたかんじで、メキシカンドラマとは思えない仕上がり!

とはいえ、最後はテレノベラ文化を隠しきれずに終わっていったけど。笑

 

話も30分ちょいなので、ビンジウォッチに最適シリーズでオススメ。

insisto の考察

Insistir とは、固執する、執拗に頼むという意味。

 

あまり良いイメージではない。だいたい、日常的に使われているときも喜ばしい意味では使われていない。

 

いまGoogleで検索したら出てきた文章↓

Nunca te deje de querer, sólo deje de insistir!

愛し続けるけど、執着はやめる!

 

やっぱりあまりいい意味とは言えない。

 

のだけど、こないだ観てたドラマでは、思わぬ使われ方をしていたのでメモしておく。

それは、お互い惹かれあいつつある男女の会話。男性は、ある人の力を借りて、彼女を窮地から救います。

それを知った女性は男性に、あなたがやってくれたんでしょ、ありがとうって言うと、男性は謙虚に、、、

 

Que no que no, insisto. 

違う、ほんとに僕じゃないんだ。

 

INSISTO

 

このinsisto、おそらく後に続く文は、insisto que no he hecho nadaとかそんなものかと思う。

僕は本当に何もやっていないと固執する、、、ややこしい直訳だけど、つまり、noに被せる言葉として使われている模様。

 

NoだけじゃなくてQue no

Que noでも足りずに、Insisto (que no )

 

本当に本当に僕じゃないんだ、僕は何もしてないんだ、と謙虚に謙虚を重ねた男性の発言でした。

ちなみに彼らは明確にはくっつかなかったけど、この彼の正直でまっすぐな性格に彼女がホレていたのは、言うまでもありません。

 

しかしINSISTO

これも、例えば本当にNoなの?って聞かれて、

No, insisto!

とかって言っちゃうと、これまた何かこじらせそう。

は?Noって言ってんだろう!みたいな雰囲気。

 

日本語もそうだけど、言葉はTPOによって使い方も、また、伝わり方も大きく変わるなあと改めて気付かされたセリフでした。

Cuando una puerta se cierra otra se abre.

Cuando una puerta se cierra otra se abre.


古くは、かの有名なドン・キホーテでも出てくる(らしい。読んだことはない。)このフレーズ。

 

直訳は、あるドアが閉じたときに、別のドアが開く。

 

なんのこっちゃ、ただの状況説明のフレーズと思えるが、意訳は【捨てる神あれば拾う神あり】

そう言われると、直訳の文からでもそんな意味を捉えられる気がする。

 

これは、とあるドラマで言ってたんだけど、そのときにはotra se abreではなく、una se abreと言っていた。

 

このUnaは、"ひとつの"ではなくて、不特定の事柄を示すunaで、閉じたpuertaと開くpuertaは別のものなので、unaとotraで言い分けないといけないはず。

 

検索してみても、やはりotra se abreしか出てこなかった。スペインのドラマなのに。。。なんで?だれかおしえて。

 

 

ちなみに、 cuando se cierra una puertaのあとは、色々入れられるみたい。

たとえば

Se abre una ventana 

Otra suele abrir la fortuna

Dios abre otro camino

 

 

似ているフレーズはこちら。

No hay daño que no tenga apaño

No hay mal que por bien no venga

Por uno que se pierde, diez aparecen

 

 

 

ちなみに、英語で言うとこちら。

When one door closes another door opens

なあんだ、スペイン語とまさしく同じ言い回しかよ。

los últimos serán los primeros.

万年中級スペイン語学習の記録をここに残す。

おっ!使ってみたい!と思ったフレーズとか日々のボヤキを記録していきたい。

万年中級の英語もたまーにかいつまみつつ。

 

急にせっせと勉強したり、かと思えば、日々仕事に追われてしまうと、こんなことやってられっかくそが!と一切スペイン語を見たくもなくなる。

これからはそんな気分屋を克服して。地味に地道に少しでも続けて、いい加減この中級の壁を越えようとおもう、そんな2020年です。

 

だって、los últimos serán los primeros!

後の雁が先になるという意味。後から来たものが先を行くものを追い越すこと。

このフレーズ、ウサギと亀の話にも通じる。地道にコツコツと続ければ、語学の才能が無くたって、上級にいけるさ!と自分を軽めに鼓舞して今日は終わりにします。