スペイン版カラオケバトル
全然更新していなかった。三日坊主。
まあ。どんまい。。
さて、さいきん観ているNetflixのシングオン・スペイン版が、絶妙な仕上がりなので記録しておく。
この番組は、6人くらいで争うカラオケバトル。
機械の採点で優勝者が決まるという、こう聞くと日本でもよくやってるそれのスペイン版かな?と思う。
が、しかし、所変われば品変わるとはまさにこのこと。
日本のように、ひとり一曲歌い上げて採点されるのではなく、6人が同じ歌をワンフレーズずつ歌い回していき、その間の歌唱力を採点されていく。
次のステージに確実に進めるのは一番採点が高かった人だけで、脱落者1名を全員の投票で決める。
そうして1人ずつ減っていって、残り3名以降はようやく機械の採点で戦っていくシステム。
カラオケバトルなのに、投票で脱落者を決めるという心理戦を導入する謎のルールが、この番組の絶妙な仕上がりに花を添えていて、なぜかというと、お互い牽制し合った末、上手い人が脱落して微妙なやつが残ったりするからです。
日本でカラオケは、もちろんカラオケボックス。友人たちどうしで楽しみつつも、他人の歌はそっちのけで本気でバラードを歌いに行くという人もぶっちゃけ多いと思う。わたしも、歌が下手だと気付くまでの若い頃はそうだった。
一方、スペインでカラオケというと、カラオケバーが主流で、自分の歌いたい歌を紙に書いて誰かに渡し、自分の選んだ曲が流れるのを待つ仕組み。(全部がそうじゃないかも。私が行ったことあるのはそうでした)
イメージは、カラオケスナック。
わかる人は、若き日のザックエフロンとヴァネッサハジェンスが主演のハイスクールミュージカル1•冒頭のシーンを思い返して下さい。あれが一番近い。
その場に居合わせた人同士で、一緒に盛り上がるのが彼らの"カラオケ"のようです。
だからこそ成立している、この対戦方式なんでしょうか。
一人一人が何フレーズか歌いまわしたあと、最後のサビはもうみんなで合唱しちゃって採点まるで無視。
全員で気持ちよく歌っているその様は、もはや人気アーティストのコンサート然としていて、正直全く日本ほど参加者のレベルは高くないのに、むしろ"えお前、、?"なやつもいるのに、堂々としたパフォーマンスは、いつでも自信満々なスペイン人ならでは。
さすがに最後の2人になるとそれなりの人が残るわけだけど、まあ、それでもテレ東でやってるカラオケバトルで90点以上は余裕で叩き出すハイレベルな闘いには足元にも及ばないんだよな。
それこそ、私が出たら準決勝くらいまでは行くんじゃないの?と思わせる、絶妙な仕上がりのバトルなのです。
それなのに、出場者と会場の盛り上がりたるや、ものすごいアーティストが出てきたノリで、スペイン人って優しいなと思わせてくれます。
もう観るもんなくなったな、とふと思ったときに、それかBGM程度に、どうぞご覧ください。
ちなみにスペイン(ヨーロッパかも?)では、カラオケよりクラブのほうが全然主流で、カラオケバー行ってみようかなって言ったら
カラオケ行くの?え、まじで?ww
ってかんじでした。
たしかに、カラオケバーとクラブにいる人間は少々違ったような気もした。
ヨーロッパは、歌を上手く歌えることより、クラブで踊れることのほうがポイント高いのかもしれません。